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「純愛時代」 大平 健
純愛時代

「恋愛至上主義」「恋愛教徒」「美しい恋愛の果ての結婚が人生のゴールと考えている人達」についての考察、かと思いきや、全然違いました。

ただひたすらに自分の理想を追い求める恋愛=純愛

と思って読み始めてみたのですが、どうもそうではないらしい。
というか、著者の言う純愛ってのは何なのか最後まではっきりしない。

「近所、会社などでの出会いを偶然の出会いと感じ、ナンパや出会い系の雑誌などでの出会いを必然の出会いと感じる人がいるようだ」
など、面白い視点も随所に見られたのですが、結局のところ著者が何を言いたかったのかは分からずじまい。


自分がコントロールできないものを楽しむ、ということができない人
恋や愛にはハッピーなゴールが必ず待っていると思っている人

こういう人らは、筋書き通りの恋愛をしようとして、そしてそれが当然の如く破綻して、下手をすると精神病にまでかかってしまう。
そういうことなのかなあ、なんて思ったりしながら読んでました。

あくまでも考えるきっかけを与える、というのが著者の書き方なのでしょう。きっと。


ただ、精神病を患ってしまうような奇妙な恋愛話の短編集だと思えば、結構面白いです。
何か間違っているような気もしますけど。

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