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公立中学校の裏側―世にも奇妙な教育業界最前線物語
公立中学校の裏側―世にも奇妙な教育業界最前線物語
為我井 道夫
飛鳥新社
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久々に感想を書きたくなる本を読みました。

公立中学校の現役教師が、公立の中学校の内情を暴露!みたいな本です。

まず強く思ったのは、

「学校の先生は子どもの学力を伸ばそう」

なんてことを微塵も考えていない、ということです。
頭にあるのは

・毎日の学校生活を問題なくつつがなく送らせる
・情操教育の充実
・運動会や音楽会などの各種行事の実施

これらのことで頭が一杯で、子どもたちの学力については何も考えていない、または考えられない状態のようです。


『毎日楽しく学校に来て、人に嫌がることをしない、思いやりを大切にと伝えて、運動会はみんなで楽しく頑張りましょう』

早い話、幼稚園と同じですよね。

実際問題、今の中学生の頭の中は小学校3~4年くらいの子ばかりですから、実情に合っているといえば合っているのですが、それについてどうにかしよう、という気はさらさら無いようです。

やれやれ。

教育委員会やら、他のダメ教員やらについてあれこれ批判をしていますが、同じ穴の狢、五十歩百歩、どんぐりの背比べ、目くそ鼻くそを笑う、という感想しか出てきません。

所詮は公務員の枠内から、公務員という立場を捨てることなく、同類に愚痴を言っているだけでした。


たとえば。

「教育委員会など不要なのではないか」

という意見に対し、

「学校には博物館や美術館などから案内のチラシが山のように届く。それを一度預かって管理して、各学校に配布するのも教育委員会の役目。委員会の助け無しに、そういう事務処理を各学校の教師のみですることはできない。その一点だけみても、教育委員会が不要という意見は、現場のことを何も知らない意見だ」

と反論するのですが、

「そもそも学校にそんな大量にチラシを配布する必要が無いのでは」

という発想は全く出てこないようです。
税金で食っているもの同士、自分の存在意義を脅かすような発想、発言はしないというスタンスが、著者の身に染みているようです。


クラス分けは問題児とリーダーとピアノの伴奏ができる子を各クラスに配分するようにするとか
運動会では1組から入場するから、1組にはベテランの先生をあてて、行進をピシッっとさせるとか

なんというか、そんなことを考えるのに忙しいんだそうですよ。学校の先生は。


公立学校の先生が自分の子どもを塾に通わせ、私立の中学校に通わせる時代です。
そういうことなんだな、と思います。
コメント
この記事へのコメント
辛い現状ですなあ。
2013/09/07
(土) 01:21:40 | URL | いっしき #-[ 編集]
辛いじゃすまないくらいマズい状況ですよ。ほんまに。
2013/09/07
(土) 01:51:46 | URL | ぼろー #-[ 編集]
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