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「あなたの身近な「困った人たち」の精神分析」 小此木 啓吾
あなたの身近な「困った人たち」の精神分析―パーソナリティそのミクロな狂い

「精神病」というほどではないけれども、心がちょっぴりしんどいことになっていて、それが故に、幸せな人間関係を築けない人々の例と、その原因についての考察が多数書かれています。

例えば。
自分が大好きで仕方が無くて、自分中心でしか物を考えられなかったり、
相手のことを真剣に思いやってはいるのだけれども、まったくもって的外れだったり、
周囲の人間に気を使いすぎて、精神の疲労が限度を超えてしまい、結局人間関係をぶち壊してしまったり、

そういういかにも「どこにでもいそう」な人々のお話です。

「どこにでもいそう」な人々なわけですから、ふつーの人々、そんなに困らない人々も、そういう人々が抱える問題点を、多少なりともその心のうちに抱え込んでいるわけです。

もっと言ってしまえば、人間なんて皆が皆どこかが壊れているわけですよ。
ただ、そんなに壊れてない人達は、そのイカれた部分を上手いこと誤魔化して生活できて、それを「社会性」なんて言っているだけなのかもしれない。

で、もしそれを上手く誤魔化せなかったとしても、周囲の人間も都合よくイカれてれば、その人のイカれぶりもそんなに問題にならないのかもしれんのです。サドとマゾのカップル、みたいな感じで。周りから見れば、ちょっと、だけれども、当の本人達はいたって幸せだったり。

とまあ、かような感じで全ての人は、何かの拍子であっという間に「困った人」の仲間入りをするやもしれぬのです。

だからこそ、困った人をみて「ああ、この人は困った人だなあ」で済ませてはいかんよ、と。人の振り見て、何とやら、と。

この本にはそういう「人の振り」が多数載ってますので、たまに読むと自分への戒めになってよいかもしれない。
そう思いました。
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