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「子どもと悪 今ここに生きる子ども」 河合隼雄
子どもと悪

盗み・暴力・うそ・秘密・性・いじめ

ほとんど全ての子供たちは、これらのことはやってはいけないこと、つまり「悪」であると教えられる。
大人は、こういうことをしない「よい子」であることを子供に要求し、そして、子供は「よい子」であろうとする。

「悪」は何かを、例えば物体であったり秩序であったりを、破壊するものであり、だからこそ禁止されるのであるが、創造は破壊の後に行われることが多い。
つまり、創造性・個性といったものは「悪」に近しきものであり、だからこそ、悪には魅力があるのかもしれない。
そして、子供たちは悪の魅力の虜となり、その誘惑に耐えきれず、悪いことをする。


さて、そこで大人はどうすべきか。

「悪」に目を向けず、「よい子」であることを手放しで喜ぶ、という単純な発想では、「悪い子」を強制的に「よい子」にさせようとするか、その存在を否定するかくらいしかやりようが無く、とてもそれが最善の手とは思えない。

かといって、そのまま放置しておいてよいというわけでもない。
子供が悪の道を突き進むのを指を抱えて見ていても良いなんていう理屈はどこにもない。


さて、どうしましょうかねえ。

ただひとついえることは、大人がどのような行動をとったとしても、それは「大人が大人の責任でやったこと」になる、ということです。
その責任からはどうやっても逃げられないのですよ。

本作には、こういったことで悩んでいる大人に対して、考えるヒント・きっかけが多数示唆されています。
子育て・教育に関わる人々は必読でございます。
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河合隼雄河合 隼雄(かわい はやお、Hayao KAWAI、男性、1928年6月23日 - )は、兵庫県多紀郡篠山町(現篠山市)出身の心理学者、心理療法家。専攻は分析心理学、臨床心
2007/01/19(金) 02:20:22 | ハルカの日記
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