深まるなぞ
「出産時、羊水からシャンプーの匂いがする人がいる」
「出産時、羊水がシャンプーで泡立っている」

という話があって、検索するとこれが山のようにひっかかるのです。

この話を初めて聞いたとき、「それは怖い」と思うと同時に、「にわかに信じ難い」とも思いました。いわゆる都市伝説みたいなものなんかな、と。直感ですけども。

水銀や鉛なんかの重金属は、脂肪にくっついて排出されにくい、という話は有名です。が、界面活性剤が体内にどうやって蓄積されるのかは、寡聞にして知りません。
蓄積されますよと書いてあるサイトは山ほどあるのだけれども、その理由・原因を明確に書いてくれているところは無く、信頼できそうなデータを提示してくれているところも無いのです。

仮に、もし蓄積しているとしても、例えばシャンプーなんかはそれこそ何十年単位で使っているわけですから、排出される分があって然るべきだと思うのです。つまり、羊水にたまるくらい蓄積されているのであれば、尿がシャンプー臭いんじゃないのかと。

それともこの手の物質は蓄積されるばかりで、一切排出されないんだ、っていう理屈なんでしょうかねえ。

そしてとどめのように、
「知人がそう言っていた」とか「医師や助産婦がそう言っていた」などの証言が多数出てきます。実際に出産に立ち会うプロが言っているのだから、信頼の置ける知人が言っているのだから、本当の話に違いない。どこに疑問の余地があるのだろうか、と。


・・・あやしい。あやしすぎると思うのですよ。

不安を煽り、ある特定の人物・業者・業界に利益をもたらすよう煽動しているだけなのではないのだろうか、と。

とは言うものの、もし実際そうだったらどうするのか、ということを考えてしまうと、この話を完全否定するのも、それはそれで大変に難しいというか、大変に怖いのです。可愛い我が子の事ですからね。
#もちろん、その辺もあやしさを増大させるのですけども・・・


さて、どうなんでしょう。
この話、「羊水にシャンプー」という話は、本当なのか、それとも嘘っぱちなのか。シャンプーなどの洗剤ではなく、別の物質が蓄積されてそういった現象が起こったのか、さてまた、全く別の何かなのか。

で。

「羊水にシャンプー」説を支持する人は、だから普通のシャンプーはやめて、ちょっと高いけれども自然派のシャンプーを使うか、石鹸成分のものを使うと良い、と説いています。

でも調べてみるとですね。
「自然派」とか「ナチュラル」とかを売りにしている、一本3000円(!)もするシャンプーも、200円のシャンプーも、おもしろいことに、さほど表示されている成分に違いは無く、同じ界面活性剤に、同じようなタール系の色素を用いていたりします。なんだそりゃ。

もちろん、表示されていない部分が違うのでしょうし、高い奴のほうがお肌にやさしいのかもしれませんけれども、今の問題は「体内に蓄積されるかどうか」であって、皮膚に対するダメージはこの際無視です。同じような化学物質を使っているそれらに蓄積云々に違いがあるのか、それとも、書いていない物質が蓄積するのか(だとすれば界面活性剤が犯人ではなくなるわけですね)。

次に、石鹸系のシャンプーを見てみますと、確かに使用されている成分、つまり界面活性剤が異なります。異なりますが、それが身体にいいのかどうかはさっぱり分かりません。


さてさて。分からないことだらけでうんざりしてきますなあ。
おそらくゴールも無いし、正直なところ面倒になってきましたよ。まったく。

誰か後を頼みたいけれども、自分の問題だからなあ。逃げられないよなあ、なんて思う今日この頃。


さて、法事のため静岡に行ってまいります。
たのみますぜ>アジトs
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