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「ほめるな」 伊藤進
ほめるな

(ざっくり要約)
・「ほめる教育」は人間を以下のようにするからやめるべきだ。 
  ほめてもらえなければ何もできない
  自分のしていることに愛をもてない。
  より高きを望めない。
  根拠の無い自信ばかりが増大する。
  失敗を経験できないので、失敗耐性があがらない。
・子どもとのかかわり方にマニュアルなどはなく、実際のやり取りを通して創造的に接していくしか方法はない。
・その際必要なものは、真の愛情だけである。



「ほめればいい」「ほめちゃいけない」
「やさしく接しなければいけない」「時には厳しく接しなければ」

などなど、いろんな方法論はあります。

しかし、子どももひとりの人間です。
さまざまな個性があります。
さらに、時と状況、気分や体調に応じて行動も変化します。

それらについて、大人がどう対応すればよいのか。
そんなもんマニュアルにできっこない。


「ほめるな」というタイトルですが、もちろんほめることを全否定しているわけではありません。

愛を持って、忍耐強く相手の言うことを受け止めて、臨機応変に対応する。要はそれだけ。
それだけだけど、実行はものすごく大変だからマニュアルに逃げたくなる。

とくに、相手の言うことを聞くのは大変なんです。
私も苦手でして、ついとやかく言いたくなってしまうのだけれど、そこはこらえないとね。


そういうわけでして、著者の主張には大体賛成なのですが、全体的に無理に短くまとめすぎ、という印象を拭えません。

話の持って行きかたや、論理の展開に無理がある部分や、うまくない部分もあります。
なので「ほめる教育」を信じて疑わない人には、話が通じないところがあるのでは、と思います。

それは残念なことですし、私自身もこの著者の言い分をもうちょっと聞いてみたかったな、とも思いました。
そんなわけなので、もうちょっと枚数を割いて欲しかった、というのが正直なところであります。
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