「生きづらいたち 心に穴があいている」 香山リカ
生きづらい<私>たち   心に穴があいている


(本文より引用)

・まわりからどう見えるかは別として、本人はとにかくつらく苦しく悲しい。
・居場所がない感じ、心の中に大事なものが足りない感じが強いが、具体的にはそれが何なのかわからない。
・自分を愛してくれる人、理解してくれる人がいないか、いても去ってしまうという孤独感、不安感にいつもおびえている。
・まわりの人に気を使う気持ち、周囲に自分を合わせたい気持ちはひといちばい強く、それが逆に疲れやイライラの原因になっている。
・ときどき「消えてなくなりたい」「自分なんかいないほうがいい」という絶望感から、死にたくなってしまうことがある。



本当、こういう人が多くてイヤですよね。まったく。
上記のような人が増えてきた時代背景と、そのような人の心理、そして、そういった人たちとどのように接していけばよいのかを考察しています。


ところで。
こういう人の吐く台詞は大体決まっていて

やれ、今の自分は本当の自分じゃないだ、
やれ、弱い私を認めて欲しいだ、
やれ、言葉や理屈じゃなくて感情が一番大事だと。

もうね、頭がピーポーいってるんじゃないかと思うわけですよ。
寝言は寝てから言いやがれって思うわけですよ。
おっさんとしては。


で、最近気が付いたことなんですけどね。
こういう方々って、いわゆる「無趣味」なんですよ。
趣味らしきものがあったとしても、没頭するような趣味を持ってない。

でも趣味が無いわけじゃないのではなくて、そういう方々の趣味は『自分探しと自己愛』なのではないかと思い始めました。

そんなわけで、そういう方々は遠い外界から情報を吸収しようという姿勢が皆無です。
近い外界、つまり身近な人々の話には耳を傾けますが、遠い外界は視野に入っていません。

例えば、映画・音楽・本・マンガなどとは無縁の世界に生きています。
テレビは見るけど、身近な人々と話題になる・できる番組しか見ないんです。
だから、国際情勢なんかはきっと知らないし、興味も無いし、関係ないと思ってる。

いっつもいっつも自分のことばかり考えてて、それ以外のことに気が廻らないんだろうね。きっと。

で、趣味らしい趣味を持っているかと思えば、何のことは無い。
そういう趣味を持ってる自分が好きなだけなんだよね。


・・・話がそれました。

ところで、そういう人々は、一体どこに向かっているのか。

著者はこう分析しています。


「本当の自分を見つけたい」と日常とは違った次元で自分の意味や意義を考え出すと、結局は日常を超越した次元に到達しなければ満足できなくなり、同時にそれは「死の次元」に足を踏み入れることにもなる・・・。
そういうことなのかもしれません。


つまり、「下手な考え休むに似たり」ってことですな。
いやいや、休むだけならいざしらず、ロクなことにはなりゃしませんよ、ってことです。
下手すりゃ命落としますよ、ってことです。


心の深淵は、滅多なことでは手が届かないから深淵なんです。
だから、ぐだぐだ言って何もしないくらいなら、まずは何かしてみなさい。
少しずつでも、不器用でも構わないから。

それは、何もしないよりもマシだから。
そして、何も考えずに行動することよりもマシだから。

そんな当たり前のことですが、当たり前のことが一番難しいのよねえ。まったく。


ちなみに、趣味:『自分探しと自己愛』な人々の例が山ほど出てくる本ですので、読めない人には読めないかと思います。
とにかくムカついてくるからね(笑
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