「現代語訳・徒然草」
現代語訳・徒然草
現代語訳・徒然草
posted with amazlet on 06.08.09
吉田 兼好 佐藤 春夫
河出書房新社 (2004/04/07)
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【四十段の原文】
因幡国に、何の入道とかやいふ者の娘、かたちよしと聞きて、人あまたいひわたりけれども、この娘、ただ栗をのみ食ひて、更に米のたぐひを食はざりければ、「かかる異様のもの、人に見ゆべきにあらず」とて、親、ゆるさざりけり。


【著者による訳(引用)】
因幡の国に何の入道とかいう者の娘が美貌だというので、多くの人が結婚を申しこんだが、この娘はただ栗ばかり食べて、米の類はいっこう食べなかったので、こんな変人は人の嫁にはやれないといって、親が許可しなかった。
(引用ここまで)


・・・あー、そうですか。

当時の様子や空気を知る上で、こういう文章は大事なのだろうけれども、そういうのを抜きにしてしまうと、こういうシュールな文章が多く、一体、このおっさんはよっぽどヒマであったのだろうな、と思うわけです。

確かに本人も「つれづれなるまゝに、日ぐらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」と断っていますが、正直なところ謙遜だと思っていました。

でも、謙遜じゃあなかったのね。正直な人だな、兼好。

参考:『徒然草』四十段
コメント
この記事へのコメント
少し前に
実家の親がはまってました。
http://blog.goo.ne.jp/akio_judo/
2006/08/09
(水) 02:27:55 | URL | いっしき #-[ 編集]
をを、あきを先生の文章だ。
今度じっくり読ませていただきます。ありがたや。
2006/08/09
(水) 11:25:53 | URL | ぼろー #-[ 編集]
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