「東京飄然」 町田 康
東京飄然
東京飄然
posted with amazlet on 06.09.15
町田 康
中央公論新社 (2005/10)

飄然と旅に出る著者。
ただ、旅は旅でも日帰り旅行。というか、美術館に行ったりライブに行ったりと、段々旅行ですらなくなっていってしまうけれども、あくまでも飄然と。

と、言いつつも、どうでもいいことに拘泥し、その飄然というイメージとのかけ離れぶりに気づいてがっかり。という、割と良くある町田節だったりしますが、以前ほど毒が無い文章というか、かなり読みやすい文体になっています。「浄土」のときもそう感じましたが。

ですので、割とあっさりと町田節を楽しめる一冊なのではないかと思います。それは、人によっては物足りなさに感じるかもしれませけれども。

付け加えると、時折挿入されている町田氏が撮った写真がなかなか良いです。
街の汚い部分、あまり目を向けないような部分、どうでもいい部分が、幻想的に見えるショットが多く、なんだか不思議な感じです。

とりあえず。
作中に出てきた「精神のファンシーな人」という表現はなかなか良いので、私も使おうと思いました。
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