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「平気でうそをつく人たち」 M.Scott Peck
平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

訳:森 英明
原題:PEOPLE OF THE LIE

『世の中には”邪悪な人間”がいる-』

なかなか衝撃的なキャッチが帯に書いてあります。
どうやら一時期話題になった本だそうで。
友人でもあり師でもある、塾長から誕生日祝いで頂きました。これで卒業だそうです(意味深)。


心理療法家の著者は「邪悪な人間」「虚偽の人々」を以下のように述べます。

(本文より引用)

邪悪性の基本要素となっているのは、罪悪や不完全性に対する意識の欠如ではなく、そうした意識に耐えようとしないことである。

彼らは、自身の邪悪性を自覚していると同時に、そうした自覚から逃れようと必死の努力をする。

精神病質者のように心楽しく道徳意識を欠いているのではなく、
彼ら特有の両親の陰にある自分の邪悪性の証拠となるものを消し去ることに、絶えず専念しているのである。



著者は「邪悪な人々」をなんとかその悪の道から引き戻そうと必死に努力をするのですが、
やっぱりどうしようもなく終わることが多いみたいです。残念ながら。

そして、「邪悪な人々」に対する嫌悪感を正直に書く著者に共感することしきり。
分かるよ、その気持ち。イライラするよなあ。そりゃ。


人というものを邪悪性に関して大きく分けてみると、以下の3つのどれかにあてはまると思います。

1:自分の邪悪性にまったく目を向けられない(言語能力や経験の問題などで)
2:自分の邪悪性に目を向け、認識できたときにはそれに対処しようとする
3:自分の邪悪性を認識しているにもかかわらず、それを無視して放置しておく。
  または、認識するだけの力を持ちながら、そちらに目を向けようともしない。

私の仕事は、まず1である人に自分というものを把握させること。
そして、私は2であろうと志向している、ということを見せること。
だと思ってます。

その上で、2になるのか3になるのかは当の本人が選択すればよいことであって、
私がああだこうだ言う資格はありません。

私には、彼らが「逃げても無駄だ」と気が付くまで見守ることしかできないのよね。
もしかしたら一生気が付かないかもしれないけど、それはもう仕方がないことだからね。


全ての人間には必ず邪悪な部分があり、そして何度も罪を犯す。
それなのに、ここでも書いたけど、自分を必死に肯定して自分から逃げようとする人は多いよね。残念ながら。
ふつーの頭をもったいい大人なら、自分から逃げられっこないのにさ。

逃げようと、逃げまいと結局つらいんだから、だったら逃げないほうがマシだろうに。

(本文より引用)

われわれは、けっして、自分自身の個人的リーダーシップを放棄してはならないのである。



私もそう思います。
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