さよならもいわずに・明日の夜は千の眼を持つ
さよならもいわずに (ビームコミックス)
上野 顕太郎
エンターブレイン


「帽子男」以来のウエケンのファンであったのですが、ここのところ単行本を見ないなあ、なんて思っておりました。

そんな中、マンガ大賞2011ノミネート作品の中に

『さよならもいわずに』上野顕太郎

とあり、おお、ついにウエケンも日の目を見たか。奥さんも喜んでいるだろうな、なんて思ってAmazonを見てみれば、

<Amazonから引用>
「最後には祈りのような清々しささえもたらす」夏目房之介、絶賛! 心が引き裂かれる“音”を、聴け。 ささやかだけれど、幸せな家庭を築いていた漫画家に、突如訪れた、悲劇。妻の突然の死。 最愛の人との最後の日々を、繊細で果敢に描き尽くす。 ギャグ漫画界の鬼才が挑んだ渾身の新境地、愛と悲しみに満ちた、ドキュメントコミック。
<ここまで>

ショック!こりゃ読まねば!



話の中でウエケンが、

「僕たちは出会ってしまった以上、生き別れるか死に別れるしかない」

と言っています。

人が誰かと出会えば、その人とは生き別れるか死に別れるしかないのは変えようの無い事実なのですが、最愛の人と死に別れなければならなくなってしまったとき、人はどうすればよいのか。

普段は考えたくも無いことを強制された著者の感情の動きが、これでもかというくらい描かれています。

むやみに死を恐れながら生きることが正しい生き方でないように、死についてまったく考えないで生きることもまた、正しい生き方ではない。
そんなことを再確認させられました。

重く、悲しいマンガでした。最後は泣いた泣いた。

ただ、

明日の夜は千の眼を持つ (ビームコミックス)
上野 顕太郎
エンターブレイン


その後、ウエケンはギャグマンガ家として見事に復活を遂げています。
新しい家庭も持たれたようですし、「さよならもいわずに」という話は絶望で終わってはいない。ということが何よりの救いでした。

「明日の夜は千の眼を持つ」は一休シリーズが大変オススメです。笑った笑った。
こんなにギャグを使い捨てて浪費していく様は、モンティ・パイソン以来見たことがありません。
すごいですよ。本当にくだらないんです(笑


よ~しもう一回読んでみるか! ヒマだからな!
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